漫画雑記

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聖人たちのゆるい日常にほっこりする『聖☆おにいさん』感想・ネタバレ

聖人たちのゆるゆる日常コメディ!


聖☆おにいさん 中村 光 モーニングKC 講談社(2007年~連載中)


あらすじ

ブッダとイエスが地上で同居することにより様々なことが起きてしまう。
そして、彼らを監視している天部や天界が絡んでくることでややこしい問題に発展してしまうことも多々あるのであった―…。

このマンガがすごい!2009オトコ編 第一位2
2009年手塚治無視文化賞短編賞

そして実写映画、連続ドラマと映像化もしている作品ですね。

基本ギャグなのですが、扱いが仏様と神様なので間違ったこと書くと大変そうだなと思っています。
宗派によっても違いますしね。
でも、知らないネタではギャグにしにくいので有名なネタが多く扱われていますね。
各神話方面の話も入っているので参考文献などは載っていませんが大変そう…。

天部や天界の面々が本当に自由で好きです。
あと、しっかりと時事ネタも入れてくるんですよね。
だから後で読み返すと「あー…この時こうだった」というのもわかりますよね。
この作品ももう14年も連載しているんだ…。
ギャグ漫画って長期連載難しいじゃないですか。
これだけで凄いですよね。

でも、この作品で宗教関係について興味を持ち詳しくなった人って結構いるんじゃないかな。
調べて行けばいくほど奥が深すぎますし…。
訳し方によっても違いますしね。
本もとてつもなく多い種類が出ていますしね。

この作品はブッダとイエスという絶対的存在に関わる人々の話なんですけれど、上司と部下になぞらえている関係だったり、親子関係だったり、また近所の話だったりするんですよね。
二人の力(目覚めた人と神の子)によって纏めるときもあれば、二人の力すら及ばない強引な天部や天界の人たちや人間界にいる松田さんのように強い人たちもいるわけです。
仏と神であるが故の悩みもあるけれど普遍的な悩みも持っている。
そこを仏様神様あるあるのように畳みかけてくるから面白いんだろうな、と思います。
決して私達では同じように解決はできない。
けれど、二人もおなじような悩みは持っている。
そして理不尽な目にも遭わされる。

ほっこりとした話を入れてくることも多いのでそこも安心感があるんですよね。
ブッダを誘惑するマーラや裏切りもののユダ。
彼らに対しても二人はとても寛容ですが、角度によっては結構な扱いだったりもします。
それでも嫌な気持ちにならないように纏めてくるのでどんな時でも読めるという点でとても良い作品だと思います。

疲れている時や落ち込んでいる時に読むと辛い作品もあるので…。
スッキリしたい時などに読むのにちょうどいい。
笑える日常系マンガって重要なんですよね。

この作品を中村先生はゴリゴリのギャグだとは思っていないとあって(オリコンニュースより)、確かにコミックスの帯はコメディって書いてありますね。
ところでゴリゴリって『ピューっと拭く!ジャガーさん』(うすた京介先生)とかそのレベルのこと…?

今回手塚治虫賞受賞とあったのでどんな審査なのか見てみたのですが初期の選考委員は『BSマンガ夜話』(NHK・BS2で放送していた番組)に出ていた方が結構関わっていたんですね。この番組は好きで見ていたのですが、好きな先生を取り上げた時になんと言われるのかドキドキするんですよね。あと、取り上げる作品によって出演者の温度差が凄いんですよ。でも、それも込みで語り合いですからね。
後期は表記が変わり社外審査員とあるということは社内審査員もいるんですよね。
主催が朝日新聞社なのでそこの社員が関わっているということなのかな。
選考委員の意見を元に社内で検討ともありますしね。

本屋大賞も辞退可のようですが、このマンガがすごい!はどうなんだろう。

受賞作品などを今回見ましたが、受賞作縛りで感想書けないな、と思いました。
漫画好きでも漫画アンテナ張って無いタイプなんです。
好きな先生を見つけると作家買いするタイプの漫画好きです。

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