漫画雑記

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アニメ『キングダム』を見て感じるのは王道は強いということ。

中華統一を目指す

たまたま放送に気付いて『キングダム』(第一期33話~)を見ました。
大好きな王騎将軍と摎の話あたりなので最高。


キングダム』は途中から追いかけてないのですが(※借りていたため)今も続いているので中華統一はいつになるのかな、と思ってます。
アニメだけでなく実写映画(しかも2もしっかり制作されて良かった)も人気。
アメトーーク!」の『キングダム大好き芸人』でもしっかりオードリーの若林さんを落としていたましたよね。

読んだまでの印象としては非常に王道なんですよね。
ただの少年(ただし、志があり、どんな目に遭っても信念を曲げない)が天下の大将軍になるまでの話。
そこに自分の親友にそっくりな王・嬴政と信頼できる仲間たち。
そして憧れの人。
そんなこんなを盛り盛りに詰め込んで、更に敵対する人々も魅力的に描かれている。
主人公・信を始め、連載当初から皆がしっかりと成長して行く姿も描き、国盗り合戦だから当然のように生と死も描かれる。
普遍的な感情である悲しみもあるけれど、時代と背景もあり当然とも受け取って行く。
少年漫画の王道中の王道。
仲間と共に何かをなし得るまでの軌跡。
友情はもちろん、適度な恋愛も絡め、人としての深さを現す。
そして、時代的に上下関係もしっかりありますしね。

恋愛要素が好きなので、キングダムで好きな人々は「王騎と摎」、「紫伯と紫季歌」、「成蟜と瑠衣」です。
わかりやすい。
強い結びつきと感情が濃い人達ですね。
王騎将軍なんてズル過ぎるキャラでしたね。
あの口調でとてつもなく強くて、頭も良くて、しっかりと信を導いて、その上で摎との関係性ですよ。ズル過ぎ。
あとは山の民。格好いい。
楊端和はいつ見ても格好良くて美しい。

この『キングダム』は史実をもとにしているため、最終点は分かっている。
ラストがどうなるかはわかった上でのそこまでの過程を描く。
そして、そこには当然ながらフィクションの要素が多分に含まれている。
このフィクションの匙加減が良いのですよね。

中華統一すれば世界は戦がない理想郷となるのか。
それは分からないけれど、彼らは「中華統一」がもっともそこに近いと信じている。
そのために、多くの血が流れる事があっても、決して諦めない。
夢へ一心不乱に歩み続ける姿に、読者はグっと熱くなる。

もちろん、これはあくまで「嬴政と信側から見た」物語。
敵側だとされている人達もあくまで読者が見るのは「主人公側視点
別の視点から見れば嬴政たちが悪人に成り得ることもある。
原先生だからこその『キングダム』です。

過去は動かないけれど、新たな発見により今までの通説が覆ることもしばしば。
いつの間にか自分の知らない事実が歴史の常識になっていることもある。
歴史物は文献と解釈によって話が変わります。
原先生は史記司馬遷により編纂された中国の歴史書)ベースらしいですね。
キングダム』に限らず、こういう事情から歴史物については論争が起きるのは仕方ないですよね。
お互い自分の選んだ(信じる)解釈を譲らない。
理論と感情がぶつかり合うこともあるため収集がつかないこともありますしね。

歴史とは違い覆りにくいですが(ただし、時代によって受け入れられないことは出てくる)長期連載あるあるといえば、色んなものの進化。
少女漫画ならば『ガラスの仮面』においての電話です。
まさか携帯電話が普及するなんて、思いもしませんよね。
時代はそれほど変わっていないのに(おちびちゃんではなくなった)

キングダムも現在第3期が放送中ですが、最終的に第何期まで制作されるのかな。
進撃の巨人』は最後まで制作されるので良かった(今冬放送予定)

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